逆比のこと

逆比のこと

中学受験のメインは、「逆比」で、確かにわかりづらいです。

速さが遅くなれば、かかる時間は、長くなる。

速さが、早くなれば、かかる時間は、短くなる。

自動車を運転してれば当たり前ですが、

お子さんには、わかりづらいと思います。

知り合いの大学生の女子が、

「お彼岸に墓参りに行った」

というので、、場所を聞いたら、家から30分くらい。

で、寝てたのでよく知らないとのこと。

 

彼女は、理系ですがそれでも、女子とは、

場所とか、行きかたとか、そういうものには興味がないのだと思いました。

だから女子は、速度は苦手、逆比はもっと苦手です。

・・・・・・・

 

抽象的なので、面積図で考えるのが一番、わかりやすい。

長方形の面積が、24平方㎝だとしましょう。

タテが、 8センチなら、横は3センチ

タテが、 12センチなら、横は2センチ

タテが、 3センチなら、横は8センチ

タテが、 6センチなら、横は4センチ

タテが、 1センチなら、横は24センチ

タテが、 24センチなら、横は1センチ

タテが、 3センチなら、横は8センチ

ということです。

 

片一方が、増えれば、片一方が、減る。

 

学校までの距離が、1200メートルだとしましょう。

速さが、分速100メートルなら、かかる時間は12分。

速さが、分速200メートルなら、かかる時間は6分。

速さが、分速300メートルなら、かかる時間は4分。

速さが、分速400メートルなら、かかる時間は3分。

速さが、分速600メートルなら、かかる時間は2分。

速さが、分速1200メートルなら、かかる時間は1分。

 

これは理屈で、やっぱり、逆比は、面積図がいいと思います。

 

中学で方程式を学びますが、

3x=4Yということは

x:yの、比が、4:3ということです。

 

外項の席は内項の積に等しい、という、中学受験でもよく使う、公式があり、

x:y=4:3ということは

なかどおし、そとどおしかけて

3x=4Yです。

・・・・・・

 

方程式は、勝手に、xとyを決めてしまうと、

勝手に式が、計算してくれるので、簡単ですが、

これを逆比でやると、子供は混乱します。

 

面積図で、タテがのビルと、横はちじむ。

横が伸びると、縦は、ちじむ。

いつも面積は一緒なんだから。

 

そして、逆比ができて、面積図ができるようになったら鶴亀算です。

これも、面積図を書けばよろし。

 

差集め算も過不足算も、面積図がよろし。

が、差集め算や過不足算も面積図で、理解できますが、

やっぱり、速度にかえってくると、しんどいです。

 

これが、すっと理解できるかどうかで、

やっぱり、算数が得意かどうかが決まる気がします。

わかって、できてうれしい子は何とかなります。

何でこんなことやんないとだめなの?

という子は、きっと、わからないだと思います。

 



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