中学受験・算数の実態

中学受験・算数の実態

普通は塾なり、問題集をやってから、過去問にかかりますが

もともとの成り立ちは、

各私立の学校の入試問題を分類して分けたものが、問題集です。

各学校が、いろいろな問題を作って、その中に、

例えば、鶴亀算や、和差算、速さの問題などが含まれています。

何年か、中学入試が、行われると、きっと、

学校によって、出る傾向が決まってきたりします。

が、出ない問題をやらないわけにはいかないので、すべての特殊算を網羅した

問題集が出来上がるわけです。

何度もお話ししたように、

特殊算自体、文部省の指導のせいで、小学生には、方程式を使わせない

という、コンセプトで、作られたものですが、

長年やってくると、問題も底をつき、

どうしても方程式を使わないとできない問題も出てきました。

線分図を使って、例えば、

使ったお金が同じ事に着目して、じゃあ、残ったお金は最初の差と変わらないとか何とか、

考えて、解く向きもありますが、

いちいちやってられないので、

僕は方程式を生徒には勧めています。

だって、いちいち、子供は区別できないです。

シンプルにしたほうがいいです。

が、限度があって、あまりにマニュアルが多すぎると、

子供は混乱するので、ある特殊算にしか使いません。

特に女子の場合、算数が苦手なことが多いので、

一つ公式を教えると、全部それで、解く女子もいます。

本当に混乱したら、

単に出てきた、数字をかけてるとか、

冗談抜きに、やる子はいます。

そういう子には、丁寧に教えるしかありません。

・・・・・

まあ、言いたいのは、それぞれ特殊算には、

やり方があるので、

基本的なやり方を覚えてください、

それで何とかなりますということです。

ただ、子供の存在を忘れて、ひたすら、

当たり前でしょ、この問題は、ニュートン算に決まってるじゃないか

と、押し付けていくと、いつまでたっても、子供はできるようになりません。

個別に単元をやっているときはいいのですが、

模試とか、総合的に問題が並んでいると、どの公式を使っていいかわからなくなります。

したがって、一回終わったら、ゆっくり、整理してあげることも必要です。

子供で、自分で、整理してたら、それはすごいです^^

・・・・

整理することが大事だから、

同じ問題集を繰り返すことをお勧めしているわけです。

塾みたいに、次から次へと、テキストが変わっていったら、

追われてしまって、整理する暇がありません。

習得する前に次に行ってしまいます。

食塩水は、これとこれが大事で

問題パターンは、6パターンあって、

中には、これに入らないものもあるが、

めんどくさい問題もあって、それは捨て問。

というくらい、本人が、納得しないと、向上は望めません。

いつまでも、あれなんだっけ?で、本番まで行ってしまいます。


 安心なのは、計算だけとか・・・・

6年生の人は、もうすぐ本番。

今までのパターンを整理して、

過去問につなげていく時期です。

が、心配しないでも、皆、できなくてへこんでます。

毎年そうです。

仕上がっている人はごく一部。

あと、3か月ですが、腰を据えて、頑張りましょう。

健闘を祈ります。




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