過去問残業?^^

たいていの塾の先生は、残業を嫌がります。

誰だって、家に仕事は持ち帰りたくないものです。

どっかの英会話教室の先生が、ものすごい残業で、家にまで持ち帰らざるを得なくなり、

縊死されてしまいました。

長い勤務時間で、かつ、家で、仕事をしていると、いつか燃え尽きてしまいます。

授業の休み時間に、生徒が質問を持ってくると、一回ならまだいいですが、

そういう子はきっと、ママに指導を受けて、質問に来ているので、毎日やってくる。

先生は困ってしまいます。

それは、時給に入ってない・・・^^

ブラック企業の塾では、交通費込みの時給なうえに、サービス残業まで付くので、

時給が、最低賃金を割り込むと、テレビで女子学生が泣いていました。

これは、個人の家庭教師でも同じことで、

昔は、その場で解いていました。今もそれが普通だと思います。

大手のセンターの家庭教師派遣では、多分それが普通だと思います。

その時間だけの仕事なので、それ以上はやらない。

(過去問1年分やったら、4時間はかかります。多分ですけど、全教科やる人はいなんじゃあないかな?)

センター派遣の場合、ピンハネされますが、週に何人もこなしていくので、

いちいち、その生徒の過去問をやっていられません。メールを親御さんが出しても

返してると癖になるから・・・^^と、めったに返さない先生が多いと聞きます。

多分塾でもそうでしょう。

日能研のように、「日特」では、過去問研究で、お金をとるのですから、それは、

予習は必須だと思います。

この項は、「家庭教師の先生の立場」から書いているので、

少し親御さんには?かもしれません。

普通は、「その場だけ」が普通です。

個別の場合は、次の生徒が来るので、いちいち、過去問なんてやってないし、生徒が持ってきたテキストを先生は考えますが、

もちろん専門の教科だと、オッケーですが、

そうではないと、先生も困ります。

たまたま人がいなくて、理系の先生が社会や国語になると、きっとパニック^^

逆はもっとパニック。

解答がないと、大惨事です。

学校の先生だって、教科書会社の懇切丁寧なアンチョコながめながら授業やってます。

塾の先生も、毎年使っている、塾の教材で、安心してやっています。

プラス、同じパートを、何度もやります。

個別の先生は、実力的にいい加減な場合が多いので、

塾指定の教材以外は扱わないと、

強弁する、個別もいっぱいです。

嘘のような話です。

が、現実はそうです。

パンフレットには、お子さんの、教材に合わせますとか 謳っているはずです。

・・・・

脱線しましたが、まあ、そんなものです。

過去問に限らず、少しでも家庭教師を利用してやろうという、親御さんも多くて、

塾の成績表や、解答のコピーを送り付けてくる親御さんもいます。

今ではネット社会なので、写メ取って送ってこられます。

微妙な問題です。

基本は、その場で勝負というのが、業界の鉄則ではないでしょうか?^^多分。

何人も抱えていて、すべての過去問をやりつくしていたら、寝る間もなくなってしまいます。

・・・・

まあ、できるのはゴルゴ13か、子連れ狼くらいかな。

ものすごい、金額をいただいている場合は、また別ですし、

微妙な問題で、先生たちは適宜やっていると思います。

生徒との関係性や、回数にもよると思います。

したがって、それ以上は、きっと、その場で決まると思いますが、

強制になると、先生は嫌がると思います。

・・・・

さて、僕自身の場合は、勤勉なので、意外とやります。

まあ、ほとんど、その場で見ても、何とかなりますが、

まあ、何とかやるようにはします。

が、当たりまえになると、?とは思います。

かつて、毎日、ファックスが送られてきたときは、閉口しました。

そういうお子さんに限って意外と本人は、やる気がないのです。

そして、何とか、むげにも断れないので、いやいや、

やっていると、感謝されると思いきや、

いきなり、切られたりします。

残念ながら人生そういうもんです。

立派なお母さんは強制なんかしませんし、

紆余曲折して、意外と、最後はうまく合格したりします。

なんでも「もったいない」とか、

「利用してやれ」、というご家庭は、どっか、

うまくいかなかったりします。

今年で言えば、

突然、最近6年生の受験生の担当になって、

かれこれ、3校で10年分くらいやりました。一校は、6年分くらいやりました。

まあ、今は言えませんが、受験が終わったら、またその学校の「傾向と対策」を書きます。

だんだん中学受験も複雑化して、東京入試と、本校入試もあったりすると、

1年で、2回分やることになります。

げっ・・・・放送聞いて、作文書かせる

学校もあるぞ・・・

勤勉?なワタシは、放送文声出して読んで録音しました。

自分でダメ出しして、3回放送分のナレーションやると、

なかなか、じゃないか^^

と、自画自賛。

・・・・

また、話ずれましたが

過去問を実際にやって一番いいことは、「子供目線」になることです。

実際にやると、間違えたりします。

本当にむつかしい問題もあります。

本当にやると、ライブな感想になります。

お子さんだって、「こりゃあできないよ」、

と言ってくれれば、安心するんじゃないかな^^

変わった傾向の学校もあります。

変わった傾向の問題出す教科の先生は、変わっています。

桐朋高校の数学の入試問題は、変な難問ですが、

以前生徒がいたのでわかりますが、

桐朋高校の数学のオリジナルの問題集は、変な難問集めています。

そりゃあそうです。

その先生が、問題作ってるから。

全部問題が均一してややむつかしい・鴎友、

とらせる問題と、難問の差の開きが大きい・豊島岡

見た目むつかしそうだけどやってみると意外と簡単な○○学園

なぜか、理科は基本に近い・洗足

など様々です。

受験は100点ゲームではありません。

合格最低点を一点でもクリアしたら、合格です。

そのための方法論を、お子さんと、共有していく。

もっと簡単に言えば、お子さんに寄り添っていく。

それが、家庭教師の仕事だと思います。

以前は、その場で何とかしてきましたが、

中学受験は、魔界。

予習したほうが、お子さんのためにはいいかも・・・

が、先生には強制しないほうがいいと思います。

(やってくださったんだ、ありがとうございます・・・・くらいで・・・)

が、国語とかは、読み方もありますから、その場で一緒にやったほうがいい場合もあります。

「解いてる時間は、無駄だ」なんて思わないで。

生徒一人でやらせると、だめな場合も多々あります。

久々に長くなりました。

健闘を祈ります。





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