割合の要諦

割合は抽象的で、特に女子は苦手です。
一番シンプルな解決法をご提示します。
男子は、クイズ感覚で、割ったりかけたりしますが、

女子は、抽象は嫌いで、
理解できません。
ただ女子は、マニュアルが好きなので、
簡単なマニュアルを、提示すると喜んで、受け入れます。ただ、マニュアル法は、
あまり多すぎると混乱するので、多用は禁物です。

マニュアル好きの女子は、何でもこれで解けると思いがちです。

逆比を覚えたら、何でも逆比で解こうとします。

原則に帰って、考え直すことはしません。

女子には習慣しかないのではと、思います。

身体に叩き込む、自分で考えるのが苦手だから、

先生のやったとおりにしかやりません。原則は考えません。

立派な先生がそれは間違っていると指摘しても、

自分のやりかたは、変えようとはしません。


これにはいいところもあって、迷いが少ないですし、


おおむね女子は、気持ちのいい方を選びますので、大崩れしません。

うまくいっていれば、それで通します。
が、いつか、壁にぶち当たりますが、

ほとんどは、そこで進歩が止まるので、最初に倣った
習った先生が大事になります。


先生選びを間違えると、
ひどいことになります。先生が、原理主義で正しくて

女子の弟子が(まあ、男子でも)例えば、ピアノやバレエなどの
芸事で、かなり、うまくなっていった場合、それが幸せかどうかも疑問です。

勉強と違って、ピアノなどの道は、とても厳しいので、

中途半端に才能があると、道を誤る可能性もあります。

中庸ということが、論語で説かれてることは、そうなのかもしれません。

バランスが大事で偏ると、人間は、不幸になる。

スポーツや、音楽で、大成するのは、幸せかどうかわかりません。

マイケル・ジャクソン・美空ひばり、ホイットニー・ヒューストン、
キングこと、エルビス・プレスリーものすごい成功を収めましたが

人生が幸せだったかどうか・・・・

はい、割合です。

割合の要諦は

①もとになる数・・・全体体・・・・・・・・・・・・・・・・もと

②比べる量・・・・・だいたい現実の量・円とか重さとか・・・くら

③割合・・・だいたい小数か、分数・%とか、割り、とかもそうです・・・わり

この三つ もと・くら・わり・・・・の相関関係です。

そして、
文章を読んだら、線分図を書いてください。

いちばん長いのが、もとです。


くら、と、わりを線分図に書き込んでください。
そして
くらとわりが、線分図内で、一致してたら、割りましょう
・・・・・・・くら÷わり=もとです。
くらとわりが線分図内で、ずれてたら、かけましょう
・・・・・・・・・・もと×わり=くら

これを原則と知り、しっかり叩き込みましょう。


わかるようになるまで、これで行きます。

日本語で、

~の、とか、~に当たる、という言葉での、区別もありますが、

あいまいで、すぐに忘れます。

(関係代名詞で、後ろに来るのが~だったら、主格だ、所有格だ、目的格だ…という区別と似ていて、原則どおりにはいきません。将来困ります。すぐ忘れるし。)

線分図法は、線分図を書くだけなので、、間違えません。

これだけですか、という向きもありますが、

これだけです。

これが割合の要諦で、これ以上

子供に、特に女子に、ごちゃごちゃ言ったら、混乱します。


いつか、実感を伴ってわかるときが来ます。

中学生か、高校生か、浪人時代に・・・・

中学では、方程式を習うので、

ますます実感がわかなくなりますが、

勝手にエックスが、導いてくれるので、

楽だと思います。

エックスという、代わりの数が、

活躍するので、

代数というのだと思います。


ある日、ある将来のある日、

実感を伴って、

割合がわかるときが来ます。

来ない人は、

それで一生大丈夫な人がほとんどで、

逃げおおせたと思っても、

就活のSPIで出てきたりします。

先生をやっていると、

小数や分数は、人間の頭では理解できないんだな、

結局頭の中で

自然数に置き換えて理解してるんだな、ということもわかります。

が、数学や算数の先生は、

最初っから、疑問を感じることもなく、割ってる人なので、

そんな、マニュアルに頼らざるを、得ない、数学や算数の苦手な人の気持ちがわかりません。

「何で、できないの?(こんな簡単なことが)」

「何で、わかんないの?(いくら説明しても)」

「わかったよね!(塾の先生の、生徒への問いかけ)」


最初は線分図と友達になりましょう。

線分図が描ければ、8割はできたも同然です。

算数の問題に見えて、実は国語の問題だったりします。

以上です。

健闘を祈ります。



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