食塩水の問題

小学6年生の女子に、食塩水の濃度を教えました。
彼女は、塾に行っていません。
普段は、塾で、しごかれている、生徒が多いので、僕は高をくくっていたのですが、彼女には、かなり難しい問題でした。

はた、と、気が付きました。
彼女は、「比」を知りません。
そんな彼女に、300グラムの、10%は何グラムか、すぐにわかるはずはないのです。
30グラム、が全体の、20%だったら、全体は、なんグラムか、わからなくて当然です。
その上、「比」には小数計算がつき物で、位取りも、簡単にやる方法も、知りません。
公立の小学校にいっていれば、当たり前の話です。
レベルで言えば、多分、中学の2年生か、3年生のレベルの問題です。
中学の数学と、理科でやりますし、高校の化学でも、やります。
化学の、無水化合物の問題に、頭をひねっていれば、こんな問題は簡単ですが、小学6年生には、無理な問題です。

さらに、「逆比」も、濃度には出てきます。面積図で教えましたが、彼女の、テキストには、線分図で解いてあって、それを読み解くには、かなりの能力と、時間がかかります。多分普通のお母さんには無理でしょう。

かといって、彼女が、能力が低い訳ではありません。
相当の知能の持ち主です。
いつも、塾に通っている子ばかり相手にしていて、
忘れていました。
多分、簡単な問題を、解いて、それから、レベルを上げていくべきでした。
つまり、テキストの構成も少し、ジャンプしすぎです。

解答も、ちょっと「それ無理だろ」「小学生には」
読みたくないような、無常な感じでした。

どちらかというと、「比」は、先に、物の値段、でやったほうがいいような気がします。
お金が絡むと、イメージしやすいですし。
彼女が言ってました^¥^

「食塩水の問題、途中で、水が蒸発しちゃうんだよー」

彼女は、「蒸発するなよー」と突っ込んでました。

時間の問題で、大抵、正人君は、家から図書館に行く

途中で、忘れ物に気が付いて、引き返します。

「引き返すなよー」

「忘れ物するなよー」

生徒によっては、全くその範囲を知らない場合があります。

以後気をつけます。


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